セパタクローの歴史は古く、数あるスポーツの中でも古くから親しまれています。その歴史には諸説ありますが、こちらではセパタクローの歴史について詳しく見ていきます。
セパタクローの語源について
セパタクローは元々マレー語で蹴るという意味のある“セパ”という単語と、タイ語でカゴで出来たボールという意味のある“タクロー”という二つの単語が組み合わさって作られたとされています。こちらには諸説あり、ミャンマーで行われているチンロンという競技が由来という説もあれば、インドネシアに語源があるとも言われており本当の所は定かではありません。
また呼ばれ方は国によって異なり、ミャンマーではチンロン、マレーではセパ・ラガ、ベトナムではダカウと呼ばれています。同じスポーツでも国によって呼ばれ方が違うということを頭に入れておきましょう。
元の形は中国から来た説も
セパタクローの語源には登場しない中国ですが、スポーツの元の形は中国が起源という説もあります。中国では蹴鞠というスポーツが行われており、カゴの中にボールを入れるルールやマッチ戦のようにチームに分かれて争い合うなど、現在のセパタクローのルールが取り入れられているのです。一説によるとこの蹴鞠が現在のセパタクローになったとされており、東南アジア地域に伝わったのではとされています。
セパタクロー近年における歴史
1930頃~始まったという説もあれば、1950年頃~始まったという説もあることから、セパタクローは古くから楽しまれているスポーツということは分かっています。真偽の程は定かではありませんが、現代におけるセパタクローの始まりは1960年末、東南アジアで行われたものと言われているのです。
現在の歴史
1960年末にマレーシアやクアラルンプールなど東南アジア地域で流行を始めた現在のセパタクローは、1965年にはマレーシアで答案アジア大会が行われ正式種目として認められました。その後1990年には北京アジア大会、1997年にはタイ大会と徐々に各地に浸透し、現在ではオリンピック正式種目になる可能性が上がるほど人気スポーツとして定着したのです。
まとめ
セパタクローは元々の由来や歴史が確定して居らず定かではありませんが、正式な誕生は1960年とされています。その後東南アジア地域を中心に世界各国でスポーツとして定着しはじめ、現在ではその人気からオリンピック正式種目候補としてピックアップされるほどとなりました。男女ともに親しまれるスポーツとして広く愛されています。